「浪人すればいいや」の発想、一生受かりません

 どうしてもGMARCHに行きたい、でも今の偏差値が絶望的... 出てくる発想は、「浪人すればいいや」「とりあえず日東駒専入って仮面浪人しようかな」なんですよね。

 

 この発想を持っている人、基本的には受かりません。「基本的」って言い方まずいかな? 「9割」が受かりません。この発想を持っているなら今すぐ捨てましょう。「なんで?」って思ってますよね。ちゃんと理由を説明しましょうか。

 

1)浪人生は成績伸びない

 これはデータからわかることですが、浪人生というのは成績伸びません。びっくりするくらい伸びません。4月の段階では現役の高3生に余裕で勝てていますが、だんだん逆転されていきます。本当に伸びません。

 だからこそ、初年度日東駒専に受かった人が翌年GMARCHに合格するのはかなり至難の技です。正直言うと、これまでの成績を維持し、偏差値をわずかに上げるのがやっとです。

 

2)本気で目指した大学に落ちた後、浪人するのはアリ

 ではどういった人が浪人で成功しやすいのか、それは「本気で目指してギリギリ落ちた人」です。例えば東京大学の例でお話ししますと、合格ラインギリギリで受かった人と落ちた人は、試験を受けるたびに逆転する可能性が十分にあると言われています。

 まあ自分の実力ギリギリの大学だと、最後はやっぱり運頼みになってしまうんですね。それはもちろんもう1年頑張って挑戦すればいける可能性があります。そういった人で、どうしても〇〇大学に行きたいという強い意志があれば、浪人も成功するでしょう。

 

3)「今年はここのラインまで行ければいいや」はアウト

 それではGMARCH目指している人が「今年は日東駒専に行けばいいや」の発想はキケンです。まあ9割の人が、もう1回受験した挙句同じところを受かるか、さらに下の大学しか受からないかして、最終的に失敗しますね。

 

 さあ、浪人前提に頑張っている現役の皆さん。今すぐ「浪人前提」の勉強はやめましょう。